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「原牛(げんぎゅう)」と呼ばれる、現在のヨーロッパ系統の家畜のウシの先祖に当たる種で、1万5千年前の洞窟画(=ラスコー)にその姿が残っている。

体格は体長250~310cm、体高140~185cm、体重600~1000kg。体色はオスが黒褐色または黒色、メスは褐色。角は大きく滑らかで、長さは80cmほどとされる。


生息していた各地で、開発による生息地の減少や食用などとしての乱獲、家畜化などによってオーロックスは消滅していった。

中世にはすでに現在のフランス・ドイツ・ポーランドなどの森林にしか見られなくなっていた。

16世紀には各地にオーロックスの禁猟区ができたが、それは単に諸侯が自らが狩猟する分の確保のために設けたものでしかなかったため、獲物をとりつくすとともに閉鎖された。

最後に残ったのはポーランド・ヤクトロフカの保護区であったが、そこでも密猟によってオーロックスの数は減り続け、1620年には最後の1頭となってしまった。

その1頭も1627年に死亡が確認され、オーロックスは絶滅した。
その後1920年代より、ドイツのベルリン及びミュンヘンの動物園において、現存するウシの中からオーロックスに近い特徴をもつものを交配させることによってオーロックスの姿を甦らせる試みがなされた。

作出は1932年に成功し、その個体の子孫は、現在でもドイツの動物園で飼育・展示されている。

このウシは体形や性質はオーロックスに近いものを持っているが体格は幾分小柄で、作出に携わった当時の動物園長の名をとって「Heck Cattle」とも呼ばれている。

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